介護保険の認定基準

要介護度合いの認定基準は?



介護保険の申請をして認定してもらう場合、介護が必要な行動に関して

審査を受けます。その基準はいったいどうなっているのでしょう?


公的介護保険の認定基準は、介護希望者の行動を5つに分類し、それぞれに

かかる時間を判定の基準としています。(認知症加算も加味)



◎行動分類の5分野

直接生活介助 入浴、排せつ、食事等の介護など
間接生活介助 洗濯、掃除等の家事援助など
周辺症状行動関連行為 徘徊に対する探索、不潔な行為に対する後始末など
機能訓練関連行為 歩行訓練、日常生活訓練等の機能訓練など
医療関連行為 輸液の管理、じょくそうの処置等の診療の補助など



◎基準時間の分類

要支援 上記5分野の要介護認定等基準時間が 25分以上32分未満
またはこれに相当する状態
要介護1 上記5分野の要介護認定等基準時間が 32分以上50分未満
またはこれに相当する状態
要介護2 上記5分野の要介護認定等基準時間が 50分以上70分未満
またはこれに相当する状態
要介護3 上記5分野の要介護認定等基準時間が 70分以上90分未満
またはこれに相当する状態
要介護4 上記5分野の要介護認定等基準時間が 90分以上110分未満
またはこれに相当する状態
要介護5 上記5分野の要介護認定等基準時間が 110分以上
またはこれに相当する状態


目安としては、要支援認定は、食事や排泄はほとんど1人でできるが、

立ち上がったりする動作に支えを必要とすることがあるような状態。

当然、日常生活において手助けが必要な場合が多いです。


要介護1は、食事や排泄はほとんどひとりでできるが、歩行などに

不安定さが見られるような状態。問題行動や理解の低下が認められます。


そして要介護2は、食事や排泄、歩行などに何らかの助けが必要で、

洋服の着脱は何とかできる状態。物忘れや直前行動の理解の一部に

低下が認められます。


要介護3は、食事や排泄に一部介助が必要で、入浴や洋服の着脱などに

全面的な介助が必要な状態。いくつかの問題行動や理解の低下が

認められます。


要介護4は、食事に時々介助が必要で、排泄、入浴、衣服の着脱には

全面的な介助が必要な状態。立ち上がることは1人ではほとんどできず、

多くの問題行動や全般的な理解の低下が認められます。


要介護5は、食事や排泄が1人でできないなど、日常生活の能力が著しく

低下している状態。意思の伝達がほとんどできない場合が多いです。




不満のない介護認定を受けるためには




納得のいく認定を受けるためには、家族として気をつけておきたいポイントが

あります。


申請後に調査員が自宅や病院などを訪問し、質問をしながら心身の状態を

調べます。そして、本人の様子や家族への聞き取り結果をもとに、後日、

一次判定を下します。


一次判定では、過去の調査データから同じような症状の人にどれくらい介護

時間がかかったかという統計を用います。しかし、そのデータは介護施設で

集められたものなので、在宅介護や各自の細かい事情までは一致しない

可能性が高いです。

また、調査員が来ている時間にたまたま自立的な行動をしてしまうことも

あり得ますし、滞在中にすべてを把握してもらうには無理があるので、

日頃の状態をビデオやメモなどで記録することが非常に役立ちます。

調査員はそれらの情報を「特記事項」として審査の判断材料としてくれます。



さらに、かかりつけ医の「主治医意見書」は最終的な認定(二次判定)の

基準となりますので、普段から主治医とは良好な関係を築いておくことや、

相談しやすい関係を作っておくことも非常に大切です。



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